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今年も十月桜が無事に開花しました!

ここのところ好天が続いたことも影響したようで、開花が一気に進み、満開となりました。昨年よりも3週間ほど早い開花となりました。

 

実はこの十月桜は、弊社の創立60周年を記念する記念樹になります。

 

十月桜は春と秋、1年に2度も花を咲かせる大変珍しい品種の桜になります。

 

 

弊社がパン製造業として創業した1949年の4月。

業務用冷凍生地に事業転換を行った第二の創業である1998年の10月に合わせて選定した特別な記念樹になります。

 

「桜守(さくらもり)」という言葉をご存じでしょうか。

文字通り桜を守り育てる人のことです。

 

桜は他の植物に比べて復元力が弱いとてもデリケートな樹木になります。

枝が伸びてきたからと言って簡単にチョキチョキ、バッサリと枝を落とせず、日当たりや風通し、全体のバランスもみながら10年、20年先も見通しながら、剪定をする必要があります。切り口から樹液が流出したり腐敗菌が侵入したりして最悪の場合枯死してしまうことがあるので殺菌防腐剤の塗布も欠かせません。

 

余分な枝は落とさないと、こうやく病やてんぐ巣病にかかりやすくなり、カイガラムシなどの虫害も誘発してしまいます。剪定時期も休眠期に入る11月頃がベストのようです。

 

 

開花にはとてもエネルギーを必要とするので施肥も欠かせず一般的には2月頃の寒肥、花後のお礼肥、7月の追肥が必要になります。

 

下草の除去以外はその道のプロにお任せした方がどうも良さそうですね。

Y.H

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