「親鸞」-五木寛之-

2010 年 7 月 21 日(水曜日) soumu Posted in 総務部 | No Comments »

五木寛之さんの「親鸞」(上下巻2冊)を大変面白くワクワクしながら読みました。
今から800年も前の時代ですが、巧みな文章によって情景を思い浮かべながら読むことができました。

平安末期から鎌倉に変わって行く混迷の時代。
8才の少年親鸞が、悩み苦しみ迷い、多くの人たちの力を借りながら成長して行く様子を描いています。

河原坊浄寛(かわらぼうじょうかん)、法螺坊弁才(ほうらいぼうべんさい)、そしてツブテの弥七(やしち)の三人との出会い・・・この3人は最後まで親鸞を影で支えて行きます。
殺人貴公子六波羅王子(ろっぱらおうじ)との戦い・・・この残酷な悪人は最後の最後まで親鸞を付け狙います。
美しき謎の女玉虫(たまむし)、六角堂であった不思議な女紫野(しの)、紫野の妹鹿野(かの)・・・高貴でもあり妖しくもあり、女性陣はとっても重要です。
安楽坊遵西(あんらくぼうじゅんさい)は敵でもあり、また法然上人の教えをひろめる同士でもあり複雑な設定。
頼りになる犬丸と心優しきサヨの夫婦は、登場するとなんとなく落ちつく存在です。

これらの登場人物に、法然上人や時の法王などをからめて、越後(上越)へ配流されるまで息を継がせぬ展開で進んでゆきます。
最初の闘牛のシーン、六波羅王子との緊迫した戦いは見事な描写で圧倒されました。

夜の更けるのも忘れて読み続けました。心に残る小説です。

by K.Terasawa

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「風の谷のナウシカ」

2010 年 7 月 15 日(木曜日) soumu Posted in 総務部 | No Comments »

風の谷のナウシカ宮崎駿さんのアニメ「風の谷のナウシカ」は皆さん映画やTVでご存知のことと思います。

このアニメは徳間書店の「アニメージュ」に連載された漫画が元になっていますが、この漫画は全7巻で構成されているのです。
2008年の文藝春秋で立花隆さんが「必読の教養書100冊」の中に、この「風の谷のナウシカ」を入れており、いつか読んでみたいと思っていました。

映画化されているのはこの物語の1巻~2巻のあたりまでです。ストーリーも少し違います。

高度に行き過ぎた文明や科学技術に疑問を抱き、部族抗争や戦争に強い嫌悪感を示している重い作品だと思いました。
読み進むにつれて次第に難解になってゆきます。第7章最後の“ナウシカが主と対峙する”エピソードはどのように解釈したらよいのか悩んでしまいます。

上下巻のずっしりと重いこの本に7巻分が納められ、漫画とは思えない貴重なメッセージが描かれていると思いました。
手塚治虫さんのライフワーク「火の鳥」も人間の生をテーマにし、多くの問いかけを発していると思って読みましたが、宮崎駿さんもこの「風の谷のナウシカ」をとおして、たくさんの啓示をしているように思いました。

「ナウシカ」という名前がホメロスの叙事詩『オデュッセイア』に登場する「ナウシカアー」と、今昔物語に登場する「虫愛ずる姫君」をイメージしたことなども、宮崎駿さんの言葉として紹介されています。

漫画だからといって馬鹿に出来ません。

by K.Terasawa

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苗場山 山行

2010 年 7 月 13 日(火曜日) soumu Posted in ホーライ山遊会 | No Comments »

苗場山(2,145m)
長野県栄村 小赤沢登山コース 2010.07.10 6人

何度でも訪れたいと思う苗場山へは2年ぶりである。
メンバーは前回の顔ぶれの他、苗場山が初めての2人を加えて6人である。
大湿原の感動をもう一度味わいたいというのが今回の目的である。

苗場山0苗場山は百名山とあって大勢の登山者が訪れている。
前日の雨で山道はぐちゃぐちゃになっていて歩きにくい。
1合目ごとに休みを入れながらゆっくりと登ることにした。
おかげで誰もばてることなく無事登りきることができた。
山頂周辺の大湿原を天国にたとえ、天国にもう少しだよと励ましあった。
天国までの急坂を地獄坂と呼んでみたりもした。

8合目の先から大湿原が広がる時の感動はなんとも言えない喜びである。
地獄から天国の楽園にたどり着いたような感じである。
本物の実体験があるわけではないが・・・たぶん・・

苗場山1大湿原にでる寸前で先頭を今回初めてのK嬢に歩いてもらった。
草原にでた時に、やはり感動の声がでた。「うっ、わあ」・・・
その絶句した喜びの声と顔を見ただけでこちらまでうれしくなってしまう。

天気は快晴ではなかったがこの時期にしては恵まれた方である。
ワタスゲが風でなびく湿原を歩いていると登りの疲れを忘れてしまう。
苗場山の絶景をしっかりと目に焼き付けその素晴らしさを堪能した。
山頂には予定よりも40分遅れで到着した。

苗場山2山頂付近でのお昼はまるで遠足の時のようでとても楽しいものとなった。
今回もF井さんの手作りコッペパンをおいしくいただくことができた。
時を忘れ、下界のことを忘れ、我を忘れ、自然にとけこんだ時間帯であった。

下山は登りより休憩回数を減らし足下に注意しながら慎重に下ってきた。
そして誰も怪我なく無事下山口に到着した。ほっとした瞬間である。
アフターは小赤沢温泉「楽陽館」で汗を流して思い出をお土産にして帰宅をした。

メンバーの皆さんお疲れ様でした。同じ感動を他の人にも味わってもらいたい。
今回参加したメンバーの同じ気持ちです。
次回、苗場山山行の時には他の方もぜひ参加してください。

by H.Miyazawa

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