今朝、隣の小さな公園に若い鷹匠らしき人物がいました。
桜の枝に体長30~40cm位の鷹が停まっていました。
若い鷹匠を見て、小さく羽を前後に揺らしています。
色は茶色とベージュが混じったような感じで、黄や橙に色付いた桜の葉の中では見つけるのがやっとでした。

暫くして、数羽のカラスが「カーカー」と騒ぎ出しました。
予期せぬ来訪者に驚き、
「お~い、やばいよ~。鷹さんが来てるよ。」
と騒ぎ立てて上空をバタバタと飛び回っています。
当の鷹は、悠々と羽をおおきく広げて滑空していました。
その対照的な様子は鷹の存在を一層際立たせています。

さて、若い鷹匠さんはというと、左手を頭上にかかげて、
「お~い、早く帰ってこいよ~。」
と言う感じで上空を見あげていました。
手を叩いたり、「お~っ!」と声を掛けたりして戻るように促しているようです。

・・・・が、なかなか上空に飛び立った鷹は戻ってきません。
そのうちに、若い鷹匠はおもむろにポケットから携帯電話を取りだしました。

「もしもし、鷹ちゃん、もう帰るよ。戻っておいで~。」
・・・・とでも言っていたら面白いのですが。。。。

私との距離は5~60メートル。話の内容は分かりませんが、
「もしもし、親父、鷹が戻ってこないんだよ~。どうしたらいいんだい?」
とでも話しているのでしょうか?

やがて軽自動車に乗った年輩の男性が来ました。二人で上空を見あげています。
予想したとおりです。助けを呼んだのでしょう。

そんなことはよそに、鷹さんはまだ悠々と大空を飛び回り、山の木や近くの電柱を渡りながら散歩を楽しんでいるようでした。

「大空はいいなあ。紅葉もきれいだし。空気もうまいし。何よりも食べ物がたくさんあるよ。狭い小屋なんかに帰りたくないよ。」
と鷹が言ったかどうか?

by K.Terasawa


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