あくがれ

今日は快晴。放射冷却の影響で寒い朝を迎えました。

出勤途中、西に向かって車を進めてゆくと、彼方の空にくっきりと浮かび上がったアルプスが目に飛び込んできました。既に山々は白く、朝日に映えて輝いていました。写真がないのが残念ですね。

さて、私の横には、その山に心を奪われた男が一人、窓のブラインドを解放して、気もそぞろにパソコンに向かっています。
彼の山に憧れて、日々その為に生きているような人物です。(わが山遊会の会長です。)

若山牧水の短歌 「今日もまた 心の鐘を打ち鳴らし 打ち鳴らしつつ あくがれてゆく」 を思いだしました。

あの山やあの海の向こうに理想の土地と生活があると強く心をひかれ、「彼の地は、いったいどんなにすばらしいのだろう」と心を躍らせながら憧れを抱いた牧水の心境なのでしょうか。
これから日に日に白さが増してゆく山々。白銀と変わるのも間もなくです。

そして今日から師走 (師匠である僧がお経を上げるために東西を忙しく駆けめぐる月)。
原料高に泣かされた一年でしたが、「心の鐘を打ち鳴らし」ながら憂いなく最後の月を終え、「あくがれ」をもって新年を迎えたいものです。

by K.Terasawa


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