満月

11月13日午後9時35分、明るく澄んだ夜空が天の先まで広がっていた。
満月である。部屋に駆け込んでカメラを持って庭に出て、天を仰いでカシャ、カシャ、とシャッターを切った。

月はいつもウサギの餅つきの様子を私たちに見せてくれている。地球を飛び出さない限り、月の裏側を見ることはできない。なぜ?

月自身の公転周期と自転周期が同じ為、こちらにいつも同じ面を向け続けているのだ。
地球の引力と月の引力とが互いに影響しあって、こういう現象を起こしているんだなと思う。
これはすごいことだ。この広い宇宙空間で、38万kmの間隔をおいて絶妙なバランスを保ち続けている。しかも美しさを保って!
よほど相性がいいのだろう。

45億年前、いたずらな小惑星のような天体の衝突によって、地球からもぎとられてしまったのが月と考えられている。
早く地球に帰りたいという思いで、いつもいつも地球を見つめ続けているのかもしてない。

by K.Terasawa


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