東山魁夷展

東山魁夷展に行ってきました。

生誕100年を記念しての展覧会です。
各地にある彼の作品を信濃美術館隣接の東山魁夷館に集めての展示会。見応えのあるものでした。
「道」、白馬と森をモチーフにした「緑響く」など、お馴染みの作品を始め、唐招提寺の襖絵など十分に楽しんできました。独特のやさしい輪郭のタッチは和みます。
水を描いたときの透明感は素晴らしいと思いました。白色の使い方も大好きです。

「青響」 上部で一息ついた滝がまっすぐに流れ落ちる様子を中央に描き、両側はブナの原生林。木の一本一本を縦と横の緑ですべての描写をしているのです。近くで見たときと少し離れて見た絵と感じが少し違うんですね。離れてみるほど木々の輪郭が浮き出て見えるのは私だけでしょうか。すごいです。

「松庭」 松の葉が丁寧に1本ずつ、また楓の葉が1枚ずつ、絵の具の厚さで表現されていました。離れて見ては分かりません。近寄ってはじめて気がつきました。

「雪降る」 目に入った瞬間、『これ、欲しい!』と思った作品です。正面に木立、画面の下を横切る川、構図はこれだけ。あとは降り続ける雪のみ。今まさに振っているかのような情景です。素晴らしい!

手前に細い枝に雪を乗せた木、枝の間に城を配置した「雪の城」。細い枝に真っ白い雪が枝の幅だけ垂直に積もっている様子は見事です。

フィンランドの白夜を描いた「白夜光」は黒に近い青で森を描き、白い湖が深い森の間に日の光を映しています。何とも言えぬ静けさと大きさを感じさせてくれます。随分前に行ったベルゲン(ノルウェー)の白夜を思い出しました。

他にもいろいろ・・・書き切れません。
8月31日まで開催してますから是非行ってみましょう。

 by K.T


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